福島のニュース

除染廃棄物焼却で発生の溶融スラグを再利用

 環境省は21日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物などを減容化する福島県広野町の仮設焼却施設で発生した溶融スラグを、セメント材や路盤材として活用する方針を明らかにした。放射性セシウム濃度が低く、安全性は確保できると判断した。広野町議会の全員協議会で示した。
 同町の仮設焼却施設は1700〜1800度で廃棄物を溶かすガス化溶融炉で、残渣(ざんさ)としてスラグと飛灰が発生する。当初はスラグも飛灰と共に除染廃棄物の最終処分場か中間貯蔵施設に搬出する計画だった。
 環境省によると、スラグは数ミリの粒状で、2015年5月の稼働から今年6月までに約5500トンが発生。セシウム濃度は1キログラム当たり5〜310ベクレルで、水にも溶け出さないという。
 今秋にも、一般競争入札で業務を発注する方針。同省福島環境再生事務所は「製品化されれば数ベクレル程度になる。実際の業務は、搬出時のスラグと再生材の放射線量を測定し、安全性を確認しながら進める」と説明している。


2016年07月22日金曜日


先頭に戻る