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化粧箱に忍者…サクランボ「紅秀峰」の輸出好調

寒河江市が輸出用に作った忍者の化粧箱

 山形県寒河江市が4年前に始めたサクランボ「紅秀峰」の輸出が好調だ。今年から化粧箱に忍者をデザインしたことも話題を呼び、輸出先の台湾、マレーシアでは瞬く間に完売。自ら海外プロモーションに参加した佐藤洋樹市長は、環太平洋連携協定(TPP)を視野に入れ「来年は5割増しを目指す」と一層の輸出拡大に力を入れる。

 輸出2年目のマレーシアには、6月30日と今月5日の2回に分けて計400キロを空輸した。首都クアラルンプールの高級スーパー約20店舗でパック詰めして販売した。
 販売価格は150グラム詰めが約1400円、1キロ詰めは7300円。日本の約3倍の高値だったが、2回とも4日間で売り切れた。
 サクランボの粒の大きさや高い糖度が高級フルーツとして以前から人気だったことに加え、日本文化を発信する「クールジャパン」にあやかった忍者の化粧箱も追い風となった。
 市農林課は「忍者の箱が付加価値を生み、現地の富裕層の心をつかんだ」と手応えを語る。
 輸出4年目となる台湾では、昨年より20キロ多い180キロを完売した。
 佐藤市長は22日の記者会見で、「経済成長が進むアジアでは、さらに販売を拡大できる余地がある。サクランボを手始めに今後はコメを含めた各種農産物の販路も模索していきたい」と語り、海外での市場開拓へ意欲を見せた。


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2016年07月23日土曜日


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