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<高校野球宮城>仙台育英が圧倒

仙台育英−佐沼 1回裏仙台育英2死一、三塁、仙台育英・斎田(右)に右越え3ランを浴びた佐沼先発の塚本

 ▽準々決勝

佐  沼0 0000=0
仙台育英12207×=21
(五回コールドゲーム)

 【評】仙台育英が一回の猛攻で試合を決めた。この回無死二、三塁から内野ゴロで先制すると、1死三塁から福山の適時三塁打、斎田が右越え3点本塁打を放つなど打者15人で12点を奪った。佐沼は投手陣が18安打を浴び、打線も4投手に3安打と抑え込まれた。
<2年生西巻がけん引>
 仙台育英の強力打線を2年生の1番西巻がけん引した。一回、内野安打で猛攻の口火を切り、4−0の2死満塁で入った2度目の打席では走者一掃の中越え三塁打。「甘い球を仕留められた」と胸を張った。
 昨夏は甲子園に1年生でただ一人出場し、準優勝を経験。今年は中心選手として期待が掛かる。「責任ある立場を任されている。力を出し切る」と頼もしい。
 チームにはライバル東北との準決勝に向け不安材料も。一回に2番瀬戸主将がバントを試みた際に右手指に投球を当て、負傷交代。佐々木監督は「東北戦は決戦になる。1、2番がいい状態だっただけに、瀬戸のけがが心配だ」と語った。

◎佐沼、相手重圧に屈す

 準優勝した2014年以来の4強入りを目指した佐沼が、仙台育英の猛打に屈した。茂泉監督は「相手の集中力はすさまじかった」と完敗を認めるしかなかった。
 先発は、主戦鹿間と共に、茂泉監督が「両エース」と信頼を寄せる背番号6の塚本。「いつも通りコーナーを突こう」と自信を持ってマウンドに上がったが、一回に先頭からの連続短長打を浴びると「焦って力んだ」。制球が定まらず、この回は3点本塁打など10短長打を浴びて12失点した。
 右腕はその後も痛打を浴び、四回途中に計17安打20失点で降板。「(仙台育英打線はストライクゾーン)ぎりぎりのボール球を振ってくれず、甘く入った球を打たれた。重圧がものすごかった」
 昨夏の大会後、同じ3年生の鹿間と新チームでエースの座を競い合いながら成長。今大会の2回戦では第5シード仙台三を完封し、快進撃の立役者となったが、この日の大敗に「自分の投球ができなかった。打たれて申し訳ない」と涙を拭った。
 それでも、左翼手として塚本の投球を見守った鹿間は「仙台三を完封した塚本が打たれたのだから、仕方がない」とライバルの力投をねぎらった。(佐藤将史)


2016年07月25日月曜日


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