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<高校野球宮城>利府打撃戦制す

利府−柴田 3回表利府1死、鈴掛が右中間にソロ本塁打を放ち、3−1とする

 ▽準々決勝

利 府204012011=11
柴 田101021001=6

 【評】利府が19安打で11点を奪い、打撃戦を制した。一回1死二、三塁から北條の右前適時打で2点を先取。2−1の三回には鈴掛のソロ本塁打を含む5長短打などで4点を加え、その後も小刻みに加点した。
 柴田も12安打を放って粘ったが、及ばなかった。
 
<柴田の岩佐「3年生に申し訳ない」>
 柴田の投手陣は味方打線の6得点を生かせなかった。三回途中から2番手で登板し、6回2/3で5失点だった2年生の主戦岩佐は「実力不足。3年生に申し訳ない」と悔しがった。
 4−7と追い上げた直後の六回に2点を失い、完全に流れを手放した。春季県大会準決勝の東北戦でも六回に5失点しており、「六回の投球を課題にしていたが、意識し過ぎた。気持ちが空回りし、球が走らなかった」。
 平塚監督は「3、4点勝負だと思っていたが、利府打線の調子が勝っていた」と振り返り、今後の岩佐に「直球に切れはあるので、制球を磨いて頑張ってほしい」と期待を掛けた。

◎強力打線が本領発揮

 利府の強力打線が本領を発揮し、3、4回戦に続く2桁の19安打で11得点。初優勝した2014年以来の4強入りを果たし、田野監督は「打てる選手がそろっている。これぐらい打ってくれないと」と納得の表情で話した。
 序盤から主導権を握った。一回、先頭の2年生小池が「直球を気持ちで打った」と内野安打で口火を切った。2番林田の内野安打で無死一、二塁とすると、犠打で走者を進め、北條の右前打で2点を挙げた。
 2−1の三回、3番鈴掛の一振りがさらにチームを勢いづかせる。甘い直球を捉え、「最初は右飛かなと思った」という打球は外野芝生席に吸い込まれ、ソロ本塁打に。4番北條らも3連打で畳み掛けるなど、柴田の先発保志、2番手岩佐から計4点を奪った。
 仙台城南と対戦した初戦の2回戦では6安打と本来の打力を発揮できず、田野監督から「お前らの良さは何だ」と問い掛けられた。選手たちが出した答えは、この日存分に見せた迷いがなく思い切りの良い打撃だった。
 準決勝の相手は第1シード東陵。鈴掛は「東陵は強い。(堅い)守りから良い流れを打撃につなげる自分たちの野球をしたい」と気を引き締めた。(及川智子)


2016年07月25日月曜日


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