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祈り 涙 誓い 震災不明者家族ら海上献花

海に花を手向ける行方不明者の家族たち

 岩手県陸前高田市の広田湾海上で24日、東日本大震災の行方不明者の家族らが献花する「祈りの会」があった。同市の主催で、釜石海上保安部の巡視船に不明者の家族ら41人が乗り込んだ。
 船は大船渡港(大船渡市)から献花場所の広田湾まで片道約1時間半をかけて航行。長い汽笛が響き渡り、家族らは船の上から海に1輪の白いキクをささげて手を合わせた。こらえきれず涙を流す家族もいた。
 戸羽太陸前高田市長も乗船し、「亡くなった方や行方不明の方の思いに応えるためにも前を向いて頑張っていかなければならない」と話した。
 祈りをささげた菊池与喜子さん(62)は母の田中なおみさん=当時(82)=が行方不明となっている。「母は世界旅行でもしているのではと思っている。安らかに家族を見守っていてほしい」と話した。
 同市では204人が行方不明となっており、海上保安部や岩手県警が捜索を続けている。


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2016年07月25日月曜日


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