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<リオ五輪>バレー佐藤と田代 メダルへ闘志

仙台市で行われた激励会で日本代表のユニホームを手に健闘を誓う佐藤(左)と田代=6月30日

 リオデジャネイロ五輪でバレーボール女子日本代表は、ロンドン大会の銅メダルに続くメダル獲得に挑む。真鍋政義監督が「ディフェンス力を最重要視する」と言うチームにおいて、宮城・古川学園高出身のバレー選手として初の五輪代表となったリベロ佐藤あり紗(27)とセッター田代佳奈美(25)が重要な役割を担う。
 身長で劣る日本が五輪で勝つためには、サーブ、サーブレシーブ、ディグ(スパイクレシーブ)、ミス失点の少なさで「世界一」になることが必要。「ディフェンス力は日本のお家芸。レシーブ、特にディグを頑張らないと」と真鍋監督は説く。
 守護神として期待されるのが、守備専門のリベロ兼レシーバーで選ばれた佐藤。「拾って拾って最後まで諦めない、ボールを落とさないという強い気持ちで臨み、周りの選手も巻き込むバレーをする」と重責は十分自覚している。
 独特のポジショニングと並外れた運動神経を持ち味とする。「動物的勘とよく言われるが、これまでスパイカー、セッターといろいろ経験しているので、ボールを予測して動いている。1本目(のレシーブ)は全て拾う」と力強い。
 日本らしい多彩な攻撃につなげるためには、スパイクに至るまでの精度が大事になる。佐藤は「オーバートスが得意なので、(セッター以外からの)2段目のトスでもセッターと同じ球質で上げ、ピンチをチャンスに変えたい」と言う。
 田代はセッターのスーパーサブ的な存在だ。「強気なパスワークが自分のプレースタイル。先発するぐらいの気持ちでアピールしたい」と意欲満々だ。
 エースで主将の木村沙織(29)と同じ東レに所属。初先発した5月の五輪最終予選オランダ戦では、速攻を多用して木村の復調を引き出した。「トスのスピードとかコンビバレーで日本らしさを出したい。気持ちがこもったスパイクを打ってもらえるトスを上げる」
 1次リーグ初戦(8月6日)の相手は五輪最終予選で完敗した韓国。佐藤は「(自分の)調子の波が大きく、サーブレシーブをつぶしてしまった」と振り返り、「相手エースはブロックの上から打ってくるので、食らい付き、リベンジしたい」と闘志を燃やす。
 一度はバレーを辞めようと代表入りを辞退した佐藤は、家族や母校・東北福祉大の監督ら多くの人の支えでここまで来た。「感謝の気持ちでいっぱい。宮城の方々と一緒に戦う気持ちで臨み、プレーで恩返したい」と決意を口にした。(宮田建)


2016年07月26日火曜日


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