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<宮城中総体>松島が初優勝

野球決勝、秀光中教校−松島 特別延長10回表松島無死満塁、阿部が2点右前打を放つ。後方は生還する三走門馬

 宮城県中学総体最終日は25日、県内各地で5競技が行われ、野球は決勝で松島が3連覇中だった秀光中教校を破り、初優勝を飾った。卓球女子個人は三沢実由(三本木)が2連覇を果たした。
 サッカーは東北学院が6年連続9度目の頂点。ソフトボール女子は桃生・稲井が初の栄冠を手にした。バスケットボールは男女ともベスト4が決まり、26日に準決勝、決勝が実施される。

 ▽決勝
松   島0000000002=2
秀光中教校0000000001=1
        (特別延長十回)

 【評】松島が投手戦を制した。0−0で無死満塁から攻め合うタイブレーク方式の特別延長十回、先頭阿部が決勝の2点右前打。投げては先発植野と阿部が5安打1失点でしのいだ。秀光中教校は延長の八、九回で好機を生かせず、十回は1点を返すにとどまった。

<4連覇逃し、監督「いい経験」>
 秀光中教校が接戦の末に松島に敗れ、4連覇を逃した。それでも、試合後の須江監督は「ものすごくいい経験になった」と前向きにとらえた。
 走者を再三得点圏に進め、延長九回には1死二、三塁としながら一打が出なかった。しかし、登板した3投手で被安打はわずか1で、守りは無失策。「ディフェンスは120点」と評価した。
 今井主将は「松島が積み上げてきたものが上だった」と悔しがる一方で、「東北大会でもう一度当たりたい。しっかり調整して臨みたい」と気持ちを切り替えた。

◎重圧退け、秀光中教校V4阻む

 松島が秀光中教校の県大会4連覇を阻み、初優勝を果たした。2−1の特別延長十回、2死満塁。主戦阿部が最後の打者から空振り三振を奪うと、マウンドに選手たちが駆け寄り、抱き合って喜んだ。
 昨年は全国大会準優勝、2年前は全国優勝という強豪を下し、千坂主将は「重圧はあったが、宮城の中学野球の歴史を変えられてうれしい」とはにかんだ。
 0−0で突入した特別延長十回はタイブレーク方式で、無死満塁からの攻撃。延長九回までは無安打に抑えられたが、右打者の先頭阿部は「自分なら決められると言い聞かせた」。外角直球に食らい付いて放った打球は前進守備の一、二塁間を抜け、2点が入った。
 チームの安打は結局、この1本。「秀光中教校の投手陣からは簡単に点は取れない」と、猿橋監督にとってはタイブレーク突入や無安打さえも想定内で焦りはなかった。
 阿部は投げても制球、球威ともに抜群。四回から登板し、十回の犠飛による1失点のみ。九回1死二、三塁のサヨナラのピンチでは、直球で空振り三振に仕留め、飛び出した三走を刺す併殺プレーにつなげた。右腕は「今までで一番いい投球ができた」と誇らしげだ。
 千坂主将は東北大会に向け、「挑戦者として臨み、優勝する」と力強く語った。(佐藤夏樹)


2016年07月26日火曜日


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