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<縄文遺跡群>世界遺産推薦 4年連続見送り

縄文遺跡群を構成する18遺跡の一つ三内丸山遺跡=2013年、青森市

 北海道と青森、岩手、秋田の4道県14市町が世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、25日の文化審議会で4年連続で国内推薦を見送られた。事務局を務める青森県は19年の登録を目指し、来年度再挑戦する方針だが、専門家からは厳しい指摘も出た。
 推進本部長の三村申吾知事は「残念だが、関係自治体と連携を図り一日でも早く登録を実現したい」とコメントした。
 事務局は今年、保存状態が問題視されていた鷲ノ木遺跡(北海道森町)と長七谷地(ちょうしちやち)貝塚(八戸市)を対象から外し、構成資産を17遺跡に見直して推薦書素案を提出していた。
 県世界文化遺産登録推進室の岡田康博室長は「17遺跡として価値は説明できていると思う。文化庁に指摘された課題を精査したい」と述べた。
 三内丸山遺跡(青森市)の発信活動に取り組む「三内丸山応援隊」の一町田工会長は「今後も勉強会やイベントを通じ縄文文化への理解を広め、登録推進へ地元から盛り上げていく」と決意を語った。
 推進本部の委嘱を受け推薦書作成に助言している専門家委員会の小林達雄国学院大名誉教授(考古学)は「資産の増減という方法論ばかりにとらわれている」と戦略を見直す必要性を指摘。「自然との共生を果たした縄文文化の価値を強調すべきだ」と話した。


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2016年07月26日火曜日


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