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<福島第1>20km圏海中がれき撤去へ

 東京電力福島第1原発の周辺20キロ海域について、福島県漁連は25日、8月から海中がれきの回収を進めることを決めた。対象海域のがれきは手付かずのまま放置されており、漁業再生に向けて早期の撤去が必要と判断した。来年2月までに作業を終える考え。
 回収作業は相馬双葉漁協(相馬市)、いわき市漁協の漁業者が担う。第1原発から半径5キロ圏の海域は対象から除く。
 がれきの陸揚げには、いわき市の久之浜、四倉、豊間と、福島県浪江町の請戸の計4港を活用する。港の敷地内でがれきを一時保管し、専門業者に処分を委ねる。事業費には水産庁の補助金を充てる。
 県漁連などによると、原発周辺の海中がれきは事故前の津波によって沈んだものが多い。放射性物質による影響は小さいとみられている。
 現在、原発20キロ圏では試験操業が行われておらず、地元漁師から早期の漁場整備を望む声が上がっていた。県漁連の野崎哲会長は「作業が円滑に進めば操業範囲の拡大も可能になる。福島の漁業再生の一歩にしたい」と話した。


2016年07月26日火曜日


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