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<リオへ届け>「絶対優勝」大舞台でも

佐沼高の選手と組んで全国大会に出場していた高校時代の大元選手(左)。実力は超高校級だった=2002年夏
阿部裕也さん

◎宮城からエール(2)ボート 大元英照選手へ−塩釜高ボート部の後輩 阿部裕也さん

 いよいよです。どきどきします。ボート競技は先行逃げ切りが圧倒的に有利。持ち前の瞬発力を生かして、スタートダッシュを決めてもらいたいです。
 大元さんは塩釜高ボート部の一つ先輩です。圧倒的な自信がみなぎっていました。オリンピックに行く雰囲気がありました。
 大元さんが3年生の時の東北大会。私は決勝に進出できず敗退しました。その夜、大元さんが監督に内緒でボウリングに誘ってくれました。大元さんは次の日も試合を控えていて、こちらは心配でしたが、「絶対優勝するから。大丈夫」と。その通りになりました。
 国体では、私は大元さんの衣類の洗濯などをする役割でしたが、ソックスを紛失。それは試合で必ず着用する赤色の勝負靴下でした。怒られました。半分笑ってましたけど。それでも、先輩は勝ちました。
 東日本大震災では、高校ボート部の艇庫や舟が被災しました。メッセージや見舞金を送ってくれたと部のOB会長から聞きました。
 ゴール直前まで抜きつ抜かれつの競り合いを演じるのが、ボートの魅力。大元さんの五輪での活躍を通じて、競技を広く知ってもらいたいと思います。

●大元英照(おおもと・ひでき)中学まではサッカーに打ち込み、塩釜高在学中にボート競技を始める。2014年のアジア大会男子ダブルスカルで金メダルに輝く。塩釜市スポーツ賞を受賞。仙台大出、アイリスオーヤマ。179センチ、70キロ。31歳。同市出身。


2016年07月27日水曜日


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