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<高校野球宮城>東北、延長サヨナラ

仙台育英−東北 延長11回裏東北1死三塁、布施の二塁内野安打で三走松本が生還しサヨナラ勝ちを決める。捕手若狭。中央は次打者千葉

 ▽準決勝
仙台育英 00002100000 =3
東  北 00102000001x=4
(延長十一回)

 【評】東北がサヨナラ勝ち。3−3の延長十一回1死三塁から布施の適時内野安打で勝負を決めた。先発渡辺は3失点完投。十一回2死二、三塁のピンチをしのぎ、流れを呼び込んだ。
 仙台育英は先発中島が粘って一人で投げ切ったが、打線が好機に畳み掛けられなかった

◎光る足技 激闘制す

 東北が執念の足技でサヨナラ勝ち。宮城大会では2012年夏の決勝以来、4年ぶりとなったライバル対決を制し、我妻監督は「持ち味の泥くさい野球で勝てた」と激闘を振り返った。
 3−3の延長十一回、先頭打者の熊谷が右翼線二塁打で出塁すると、我妻監督は「直感」で背番号16の松本を代走に送る。伊勢の犠打で1死三塁とし、打席にはこの日無安打の布施。「試合を決めよう」と打席に入ったが、「チェンジアップをバットの先に引っ掛けた」と、打球は前進守備の二塁前へ転がった。
 しかし、三走松本には「ゴロなら走れ」というサインが出ており、迷いなく本塁へ。送球がわずかにそれて間一髪、生還した(記録は適時内野安打)。好走塁を見せた松本は「自分がサヨナラの走者になるという気持ちで、本塁だけを見て突っ込んだ」と、うれしそうに話した。
 チームは「打倒、仙台育英」を合言葉に、ライバルの選手を想定して実戦練習を重ねてきた。接戦をものにするため、十一回と同じ場面から「無安打で点を取ろうと、ゴロを打って本塁へ走る練習を繰り返していた」(松本)。それを大一番で見事に成功させた。
 「臆せず、焦らないで戦えた。ベストゲーム」と児玉主将。今春の東北大会を制したチームが、強豪の完全復活となる7年ぶりの甲子園出場へ王手をかけた。(佐藤将史)


2016年07月27日水曜日


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