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<高校野球宮城>利府、7回勝ち越す

東陵−利府 4安打1失点で完投した利府の主戦木村

 ▽準決勝
利 府000001110=3
東 陵001000000=1

 【評】利府が逆転勝ちした。0−1の六回に3連打で同点。七回は内野安打と犠打で2死二塁とし、小池の右前打で1点を勝ち越した。八回にも1点を加え、主戦木村がリードを守り切った。東陵は三回に3連打で先制したが、中盤以降は好機を生かせなかった。

◎主戦木村、熱投161球

 シード2校を倒して準決勝に進んだノーシードの利府が、今春の東北大会で準優勝した第1シードの東陵も破った。4安打1失点で完投した主戦木村は「出来過ぎの投球。今大会で一番、真っすぐが走っていた」と胸を張った。
 粘り強い投球で勝利をたぐり寄せた。ベンチ外の選手たちによる偵察情報から東陵打線は変化球に弱いと分析。序盤は高めに浮き、三回に3連打を浴びて先制を許したが、打線が好調なだけに、焦りはなかった。
 外角を中心に変化球で打ち取り、「うまくリズムをつくれた」。援護を受けた六回以降は直球主体に切り替えて抑え、161球の力投。準々決勝の柴田戦まで救援を受けてきた右腕は「後ろに(控えの)土田がいるので、一回から飛ばしていけた」と振り返った。
 ナインを奮い立たせたのは、柴田戦で左脚を負傷し、先発メンバーから外れた北條主将への思いだった。代わりに6番から打順が上がり、4番を打った伊藤は「北條が出られるよう次の試合につなげたかった」と、六回の同点二塁打を含む2安打を放った。
 木村は九回を空振り三振で締めくくると、ベンチから駆け寄る北條主将と握手を交わした。「あと1回勝てば甲子園」と2年ぶりの大舞台に向けて闘志を燃やした。(及川智子)


2016年07月27日水曜日


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