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土崎空襲「被爆倉庫」 解体前に最後の見学会

伊藤さんの説明を受け、被爆倉庫を見学する学生ら

 太平洋戦争終戦前夜、秋田市の土崎空襲で被災した「被爆倉庫」と呼ばれる旧日本石油秋田製油所(秋田市土崎港相染町)の建物解体を前にした最後の見学会が26日、現地で開かれた。
 秋田大教育文化学部の外池智教授(社会科教育学)が授業の一環として開催し、学生や市民約50人が参加。市民団体「土崎港被爆市民会議」の伊藤紀久夫さん(75)の案内で、火災で焼けただれたコンクリートの柱や梁(はり)などを見学した。
 同学部の3年清水美帆さん(20)は「溶けたコンクリートを見て、火災がいかに高温だったかを実感した。解体は残念だが、写真などで戦争の惨状を伝えたい」と話した。
 被爆倉庫は数年前まで、現在のJXエネルギー秋田油槽所が製品試験棟として使っていた。老朽化が進み、建物を譲り受けた市は解体を決定。柱や梁などを2018年開館予定の「土崎みなと歴史館」(仮称)に移設する。解体は来年2月ごろに始まる見込み。


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2016年07月27日水曜日


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