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<天童いじめ自殺>遺族側が解決金500万円提示

 天童一中1年(山形県天童市)の女子生徒=当時(12)=が2014年にいじめを苦に自殺した問題で、遺族側は26日、市側に解決金500万円による和解案を提示した。非公開による協議後、遺族側代理人が明らかにした。市教委学校教育課は「和解案を前向きに検討していきたい」としている。
 金額は、過去の判例や市側の賠償額算定の考え方など参考に算出した。市側が受け入れやすいよう、4月中旬の協議で市側に提示した賠償額(非公開)より低く設定したという。
 遺族が求めていた「山本信治市長の記者会見での謝罪」は、和解条項に盛り込まなかった。代理人の安孫子英彦弁護士は「市側が条項に入れたがらなかった」と述べ、定例記者会見や、和解が成立した時の会見で市長の考えが示されることに期待した。
 6月上旬にあった前回の協議後、遺族側は「市側は合意できなければ提訴してくださいという趣旨の説明だった」として、損害賠償請求訴訟も検討していた。
 安孫子弁護士は和解提案について「訴訟になると手続きの負担が大きく、時間もかかるので早期解決を図るための苦渋の決断だった」と説明した。
 生徒の母親は「娘のためにやれることを全部やりたいという気持ちは今も強くある。天童市には責任を認め、誠意ある対応を取ってほしい」と話した。


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2016年07月27日水曜日


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