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百条委報告書、本会議で一転否決の珍事

 地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の報告書が百条委で了承されながら、構成メンバーが全く変わらない直後の本会議で否決される珍事が26日、福島県北塩原村議会であった。
 否決されたのは、約600万円を着服した第三セクターの元社員に、社長の小椋敏一村長が返済に使うようにと300万円を貸し付けた問題を巡る報告書。本会議では特別委の蟹巻尚武委員長だけが賛成、他の8人が反対した。報告書は「(村長が)業務上横領を隠蔽(いんぺい)した責任は重い」と指摘。小椋村長の百条委での証言には虚偽があると結論付けた。ただ「(偽証容疑での)告発や不信任決議案提出は控える」との文言も盛り込まれ、この部分が読み上げられると、傍聴席がどよめいた。
 村議会は否決後、いったん休憩。再開すると、今度は報告書で「控える」とした村長不信任案が提出される事態に。これも賛成4、反対5で否決された。
 報告書否決にある議員は「一部が直前に態度を変えた」といい、蟹巻氏は「なぜか分からない。議員の資質が問われる」と途方に暮れた。小椋村長は「不信任案提出を真摯(しんし)に受け止め、(三セクの)組織改革に努めたい」と述べた。


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2016年07月27日水曜日


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