宮城のニュース

藻塩作り再出発 惜しむ声に応え廃業撤回

「顔晴れ塩釜」が発表した藻塩の新商品。新しいロゴとパッケージを考案した
藻塩の新商品を発表する桑原代表社員(右から2人目)ら顔晴れ塩釜のメンバー

 特産「藻塩」を製造販売する宮城県塩釜市の合同会社「顔晴(がんば)れ塩釜」は27日、土産や贈答向けの新商品を発表した。同社は昨年8月、採算性の問題から廃業する方針を公表したが、飲食店や消費者などから継続を望む声が寄せられ、新しい体制で再出発することにした。
 新商品は、藻塩の製造工程で環境がそろった時にできる塩の結晶を瓶詰めした「竈炊(かまどだ)キ結晶」(40グラム、税別980円)と、淡雪状の塩を選別した「竈炊キ藻塩」(50グラム、同800円)の2種類。「藻塩はまろやかな甘みがあり、焼き肉や海鮮丼に合う」と同社担当者はPRする。
 塩釜市の御釜神社に伝わる藻塩焼(もしおやき)神事にならって製造していることを示す新しいロゴと、パッケージを制作。土産や贈答、各記念日向けの商品としてより高級感を演出した。
 2種類とリーフレットを入れたギフトボックス(税別1850円)も用意した。当面、JR本塩釜駅前にある観光物産案内所と物産館「しおがま・まちの駅」の2カ所で扱う。
 事業継続に当たり、塩釜市の機械商社「キクニ」社長で塩釜商工会議所会頭の桑原茂氏が代表社員に就任。採算の取れる新商品の開発とともに経費や人件費の削減を進めた。
 桑原代表社員は27日の発表会で「塩の文化を再評価し、まちづくりにつなげる原点に立ち返る。地元素材と組み合わせた商品を開発していきたい」と抱負を語った。連絡先は「顔晴れ塩釜」022(365)5572。


関連ページ: 宮城 経済

2016年07月28日木曜日


先頭に戻る