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肉質歴代最高の2頭 宮城基幹種雄牛に

 宮城県は、県畜産試験場(大崎市)で飼育する種牛「茂洋美(しげひろみ)」と「洋勝忠(ひろかつただ)」を県基幹種雄牛に選んだ。2頭とも肉質などの検定で歴代最高の成績を記録。全国的にも評価が高いスーパー種雄牛「茂洋(しげひろ)」の子で、父をも超える次代のエース候補と目される。
 茂洋美は、交配で誕生した子21頭の枝肉が検定を受けた。霜降り度合いを示す脂肪交雑の値が8.6に達し、県内歴代最高を記録した。洋勝忠は子18頭の枝肉を検査した結果、肉の重さが512キログラムとなり、こちらも歴代最高値となった。
 肉質を測る他の指標についても、2頭とも全国平均や父牛の茂洋の値を大きく上回り、肉用牛改良や子牛の市場評価の向上などにつながると期待を集める。
 茂洋美は2011年2月に栗原市で誕生。8月から一般農家に人工授精用の凍結精液の販売を始める予定だが、既に予約が殺到しているという。洋勝忠は11年5月、登米市生まれ。凍結精液の販売は9月以降の見通しだ。
 県の基幹種雄牛は2頭を含め、計10頭となった。2017年に仙台市で開催される第11回全国和牛能力共進会(全共)宮城大会で、出品候補牛の父となる「勝洋(かつひろ)」と「好平茂(よしひらしげ)」も茂洋の子。全共に向け、種雄牛の層が厚みを増している。
 茂洋美、洋勝忠の子は来年誕生し、19年には肥育牛の出荷が始まる。県畜産課の担当者は「エース候補が登場し、期待も高い。全共への明るい話題として弾みがつく」と話す。


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2016年07月29日金曜日


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