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<翼に風を>中堅選手 若手の刺激に

平石洋介2軍監督

◎平石洋介2軍監督/前半戦を振り返って

 東北楽天2軍はイースタン・リーグで28日現在39勝36敗2分け、4位の成績だ。序盤は首位にも立った。大きかったのは中川、哲朗といった中堅選手の存在。プレーだけでなく、出す声や練習も引っ張って、若手が付いていく。ベテランから学ぶのは当然ながら、年齢が近い中堅がいい見本になってくれるのは若手にとってすごく刺激になる。本来なら中川、哲朗は1軍にいないといけない存在ではあるが…。
 うちは真面目な選手が多い。特に若い選手には「試合に出たくてたまらない」ともっとガツガツ、ギラギラしてほしい。
 ここまで振り返ると、プレーで起こり得そうなことを声に出し、選手同士で確認し合う場面が少なかったのが反省点だ。野球は状況判断がとても大切で、事前準備をしっかりすることでミスも防げる。
 成績面で目立つのは、リーグトップの守備成績だ。内外野共に、守備に対する意識が変わった選手が多い。いい例は三好。プロ入り後に打撃を買われて投手から野手に転向した時は、守備にそれほど興味がなかったと思うが、今は自分からコーチに「守備お願いします」と頼んで何度も何度も練習をしている。自分がプロで生きていく上で守備は誰にも負けたくない、という意識を持ったと思うし、本当にうまくなった。
 内田も打撃ばかりに目が行きがちだが、守備も上達した。当初想像したより早めに1軍に上がり、いい結果を残せた。最後は悩んでしまったところもあったと思うが、それも含めて1軍にいた経験は財産になっただろう。他の若手選手にとっても、頑張っていたら1軍に上がるチャンスがあるという、いい刺激になった。
 今季から公式戦とは別に、若手育成を目的としたアマチュアとの育成試合を実施している。若手、特に高卒1年目の選手は2軍では最初、どうしても体力づくりなどの基礎練習が中心になる。練習は非常に大切だが、定期的に実戦の機会がある方が現状を把握でき、前向きに取り組める。選手は試合に出たいし、その機会が増えるのはありがたい。対戦相手の社会人や独立リーグ、大学生には年の近い選手もいて比較できるし、技術的にうまい選手もいる。プロとして当然負けているわけにはいかない。恵まれている環境を再確認し、試合でいろんなことを学んでほしい。
 後半戦の鍵は投手陣。ベテランも貴重な戦力だが、今後の東北楽天のために若い投手陣も先発ローテーションで回して、イニング数を投げさせたい。若い投手の台頭はチームにとって非常に重要だと思う。(東北楽天2軍監督)


2016年07月29日金曜日


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