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<高校野球宮城>渡辺2安打完封「100点」

利府を2安打完封した東北の主戦渡辺

 東北の主戦渡辺が、最後の打者を気迫のこもった直球で右飛に打ち取ると、マウンドにナインの歓喜の輪ができた。2安打完封した3年生左腕は「今までやってきたことが出し切れた。100点(の投球)」と満面に笑みを浮かべた。
 前々日、仙台育英との準決勝では、延長十一回、131球を投げ切った。決勝の序盤は疲れで体が重く、ボールが指に掛かりにくかったというが、徐々に「焦らず修正できた」。
 利府打線が直球を狙ってきたのは分かった。だが、バッテリーはあえて強気に押した。自己最速の139キロを記録し、「コントロールも今大会で一番良かった」と捕手の布施。直球が力強い分、変化球との緩急も相手打線を惑わせた。
 左腕を畳む独特のテークバックで、球の出どころが見づらいフォームは、今春ようやく固まった。2年の春は肩の故障で投げられず、遠投で回復に努めながら、一番しっくりくる投げ方を見いだした。
 今春の東北大会で優勝したとはいえ、「勝負どころで踏ん張り切れない面があった」(我妻監督)。監督からは利府戦を前に「勝ったら本当のエースだ」とハッパを掛けられ、期待以上の活躍。「甲子園でも、このフォームで勝負したい」と自信を胸に大舞台へ乗り込む。(佐藤将史)


2016年07月29日金曜日


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