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<再処理工場>完工延期検討 原燃社長知らず

使用済み核燃料再処理工場=2012年10月、青森県六ケ所村

 日本原燃が使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の完工目標について最長2年超の延期を内部検討していた問題で、工藤健二社長は28日の定例記者会見で「具体的な検討内容は自分も担当役員も知らなかった」と明らかにした。中核事業に関わる重大な検討が経営トップに伝わっていなかったことになる。
 工藤社長は経緯に関し、専務執行役員(当時)だった再処理事業部長が「工場完成に向けたリスクの洗い出し作業」を部内に指示していたと説明。「あくまで事務レベルのシミュレーション」との認識を示した。
 その上で「(延期の可能性に言及した)検討内容を経営陣が知らないことが内部統制上、問題だとは思わない」と述べ、「目標の2018年度上期に向け不退転の決意で取り組む」と強調した。
 再処理工場の完工時期延期の検討については、6月29日に原子力規制委員会のホームページに公開資料とともに原燃の内部資料が一時掲載された。原燃は「事務ミスによる流出で混乱を招いた。再発防止に努める」と謝罪した。


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2016年07月29日金曜日


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