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<山形大>リチウム電池事業化ベンチャー設立

飯豊電池研究所を設立した吉武教授(中央)と、長谷川社長(左)=山形県飯豊町

 山形大と山形県飯豊町、山形銀行は28日、リチウムイオン電池を開発するベンチャー企業、飯豊電池研究所の設立を発表した。同大が今年整備した研究開発施設「山形大xEV飯豊研究センター」で生まれる研究成果を一部事業化するのが目的。
 新会社は電気自動車や次世代ロボット、産業用機械などを分解して解析。各分野向けのリチウムイオン電池を研究し、駆動時間の長時間化や軽量化、長寿命化の実現を目指す。安全性試験の受託業務も請け負う。
 山形大有機エレクトロニクスイノベーションセンター蓄電デバイス部門長で、研究開発チームを率いる吉武秀哉教授(電池材料)が全額を出資して設立した。研究センター内に本社を置く。山形大発のベンチャーは13社目。
 社長には山形銀の谷川貴一山形成長戦略推進室推進部長代理(37)が就いた。同行行員がベンチャー企業の代表になるのは初めて。会社施設は飯豊町と山形大が共同整備した。
 2017年に本格的に操業を始める計画。5年後に1000万円の利益を見込む。当初は2人を新規雇用、5年後に10人に増やす。
 研究センターは企業と共同で高性能・高容量の電池開発に取り組んでおり、国内自動車メーカーなど45社が参加している。
 記者会見した長谷川社長は「成長が見込める産業であり、地方創生に向け主体的に取り組んでいきたい」と語った。吉武教授は「『電池なら飯豊』と呼ばれるような産業集積地へと発展させたい」と話した。


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2016年07月29日金曜日


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