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放射性物質濃度 政府基準を規制委田中氏批判

講演する田中氏

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は28日、福島市で講演し、放射性セシウム濃度で1キログラム当たり100ベクレルの日本の食品基準値(飲料水や乳製品を除く)について「外国人に笑われるような変な基準だ」と自身の見解を改めて示した。
 田中氏は食品にはカリウム40など他の放射性物質が自然に含まれているとして「(原発事故で発生した)セシウムだけを怖がる必要はない」と強調。「国際的には1000ベクレルが基準」と説明した。
 日本の基準策定に関しては「(策定した)2011年12月当時の厚労相の思い付き。根拠はなく、政治的判断で決められた」などと批判した。
 講演は、東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村の教職員研修会で行われた。田中氏は「飯舘村は世界から注目されている。(復興に向けて)新たな村をつくってほしい」とエールを送った。


2016年07月29日金曜日


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