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<東北電>5年ぶり減収減益 4〜6月期

 東北電力は28日、2016年4〜6月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.6%減の4558億3900万円、経常利益は29.5%減の502億4700万円、純利益は29.0%減の344億3200万円で、5年ぶりの減収減益となった。電灯・電力料の減少や火力燃料費の増加などが影響した。
 売上高、利益とも15年、14年に次いで過去3番目に高い水準。13年の電気料金引き上げの効果が続いている。
 売上高のうち、電灯・電力料は12.0%減少した。企業の生産活動の減少や新電力への顧客流出で販売電力量が減った。
 収益面では、輸入燃料の価格変動を反映させた燃料費調整制度に基づく電気料金と燃料費の差額が、原油価格が急落した前年の250億円から170億円に縮小し、収支悪化要因となった。費用面では、少雪と少雨による渇水で水力発電の設備稼働率(出水率)が前年同期の105.4%から73.9%に低迷。稼働率が上がった火力発電の燃料費が前年比80億円増えた。
 通期の連結業績予想は売上高1兆9500億円で変わらない。原発停止が続き供給力の状況を見極める必要があるとの理由で、利益見通しは「未定」とした。
 原田宏哉社長は記者会見で「燃料価格は上昇傾向。持続的なコスト低減策の深掘りと原発再稼働で収益基盤の強化に注力する」と説明。来年4月以降の女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)の再稼働方針をあらためて強調した。


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2016年07月29日金曜日


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