宮城のニュース

<金入>東北の工芸・雑貨仙台から発信

各地の工芸品を集めた東北スタンダードマーケットで、スタッフと話し合う金入社長(右)

 文具・事務機器販売の金入(八戸市)が、1日に開業したファッションビル「仙台パルコ2」に出店するなど仙台市を中心に店舗展開をしている。東北の工芸や雑貨を中心に扱い、仙台から東北の文化を発信する。
 パルコ2の店舗は「東北スタンダードマーケット」。東北の工芸品や食品計約2000点を集めた。売れ筋は八幡平市の安比塗のおわんや石巻市の三輪田焼の湯飲みで、価格は2000〜8000円。チーズとイカを使った八戸市のおつまみ「なかよし」も人気だ。
 同店スタッフの三上文さん(34)は「高価なおわんなどはお祝いの品として手に取る人が多い。女性だけでなく男性や家族連れも立ち寄ってくれる」と手応えを語る。
 同社は3月開業のエスパル東館にも雑貨中心の「スタンダードストア」をオープン。2012年に出店したせんだいメディアテークの「ミュージアムショップ」を含め、市内で3店舗を運営する。
 青森県内の文具・書籍の市場が縮小する中、5年前から大型化やチェーン店以外の選択肢を探った。専門性が高い工芸品の販売拠点を仙台に設け、作り手との商品開発にも力を入れる。9月には東北芸術工科大(山形市)にギャラリー併設の画材店をオープンする予定。
 仙台のほか、青森の4店舗と盛岡、東京の各1店舗を加えた計9店舗の売り上げは年間約26億円。この5年で約3億5000万円増えた。金入健雄社長(35)は「出店は山形で一区切り。今後は東北の中心の仙台を拠点に商品開発や企画を展開し、北欧やニューヨークのような『東北』のブランドを確立したい」と話す。


関連ページ: 宮城 経済

2016年07月30日土曜日


先頭に戻る