岩手のニュース

<道の駅たろう>宮古・田老復興の核に

仮オープンの準備が進む道の駅「たろう」

 東日本大震災で被災した宮古市田老中心部の復興まちづくりの核となる新たな道の駅「たろう」が31日、仮オープンする。特産物の直売所とコンビニエンスストアからのスタート。来年以降、海産物をメインにした産直施設の整備が進むほか、被災商店の本格出店の場を確保する。観光情報の発信拠点としても活用し、田老地区ににぎわいを創出する。

来年に産直施設
 新しい道の駅たろうは、区画整理事業が進む中心部の国道45号沿いに整備される。敷地面積は約1万平方メートル。市が来年に産直施設と観光案内所を建設し、2018年には三陸国道事務所が休憩施設を整備する。乗用車50台、大型車12台分の駐車場を用意する。
 田老地区の南北には、建設中の三陸沿岸道路のインターチェンジが開設される予定。道の駅は、震災遺構「たろう観光ホテル」や三陸ジオパークへのアクセス拠点にもなり、観光客の利用を見込む。
 産直施設は田老漁港に近い立地を生かし、「真崎ワカメ」など田老ブランドをアピールし、漁業の6次産業化を目指す。買った海産物をその場で食べられるコーナーも計画する。
良い魚安く提供
 田老町漁協の前田宏紀参事は「地元の良い魚を安く提供したい。田老がにぎわえば、漁業にも元気が出る」と期待する。
 本年度中には、仮設商店街で経営する食料品店や食堂など被災した4店舗が本格出店する。周辺で進む商店再建と合わせ、日常の買い物で地域住民に利用してもらう場を目指す。
 仮オープンに伴い、田老地区北部の山間部にあった旧道の駅たろうは閉鎖される。市観光港湾課の田中富士春課長は「地元住民と観光客の交流拠点となることも期待したい」と話す。


2016年07月30日土曜日


先頭に戻る