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津波で損壊の水上派出所再建

再建された水上派出所。手前の船が「おなはま」

 東日本大震災の津波で損壊したいわき東署水上派出所が再建され、いわき市小名浜の現地で29日、開所式が行われた。福島県警の船舶「おなはま」の拠点で、所員6人が乗船し、県内の沿海や港湾内で不法入国や密漁などの警戒に当たる。
 派出所は「おなはま」が接岸する港のすぐ脇で、鉄筋コンクリート一部3階。式では派出所長の福田浩章巡査部長(34)が「新たな拠点で、警戒活動を一層強化する」と誓った。
 津波で水上派出所は1階が損壊。「おなはま」は避難を呼び掛けながら沖に出て無事だった。震災後、所員はいわき東署の本署から通っていた。
 所員6人のうち警察官は2人で、4人は船を操縦する技術職員。全員、県警水上警察隊との兼務で県沿岸全域を管轄する。
 1977年から派出所に勤務し、来春に定年を迎える小野実船長(59)は「自分たちの拠点が復活し、感慨深い。地元の住民と触れ合いながら、治安を守りたい」と話した。


2016年07月30日土曜日


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