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中小景況3期連続悪化 東北4〜6月期

 日本政策金融公庫仙台支店がまとめた4〜6月期の東北の企業動向調査によると、従業員20人以上の中小企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前期比4.4ポイント低下のマイナス4.9だった。悪化は3期連続。熊本地震の発生や円高の進行で製造業に慎重な見方が広がっている。
 DIの推移はグラフの通り。中小企業のうち製造業は12.5ポイント低下のマイナス11.0で、2期ぶりにマイナスに転じた。熊本地震で自動車部品製造の一部が滞り、スマートフォンの販売不振で電子部品・デバイスも振るわなかった。
 非製造業は1.8ポイント上昇の0.1で改善は3期ぶり。宿泊・飲食サービス業や不動産業が堅調だった。個人消費の冷え込みで小売りや卸売りは悪化した。
 従業員20人未満の小企業のDIは1.2ポイント上昇のマイナス29.6。4期ぶりに改善したが、小幅な動きにとどまった。冬物衣料を扱ったクリーニング業が好調で全体をやや引き上げた。
 先行き(7〜9月)は中小企業が3.1ポイント低下のマイナス8.0、小企業は1.5ポイント低下のマイナス31.1と、それぞれ悪化を予想した。仙台支店は「多くの中小企業が消費マインドの弱まりを厳しく見ている」と分析した。
 調査は東北の中小企業1086社、小企業835社が対象。回答率は中小が61.5%、小企業が72.1%。


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2016年07月30日土曜日


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