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<都知事選>落選の増田さん「私の力不足」

敗戦が決まり、支持者に頭を下げる増田さん(左)と、石原自民党都連会長=31日夜、東京都千代田区

 「大勢の方々から強力なご支援をいただきながら、結果が伴わなかった。私の力不足。心からおわびします」
 落選した前岩手県知事で元総務相の増田寛也さん(64)は支持者が集う千代田区隼町の選挙事務所で、深々と頭を下げた。
 選挙戦で、豊富な行政経験や推薦を受けた自民、公明両党、政府とのパイプの太さをアピールした。多くの区長や市町村長が「実務型の即戦力」と応援した。
 「都政の安定を訴え、多くの都民に一票を投じてもらったが、届かず、大変反省している。ひとえに私のいたらなさ。知名度は日に日に浸透していたと思うが、届かなかった」と増田さんは振り返った。
 陣営は組織戦を徹底し、個人演説会を40回開き、自民、公明の閣僚や都選出国会議員らが応援した。終盤、菅義偉官房長官が連日のように演説会に入り、組織を引き締めた。
 街頭演説は都全域に及び、多摩地区など郊外にも積極的に足を運んだ。「私は東京生まれ、東京育ち」と切り出し、演説した地域での学生時代の思い出を交えるなど、親しみやすさをアピールしたが、無党派層に支持が広がらなかった。
 自民党は小池百合子元防衛相との分裂選挙となり、都連は「除名」の可能性をちらつかせ締め付けを図った。都連会長の石原伸晃経済再生担当相は「選挙は完敗だった。だが、今でも、増田さんが都知事にふさわしい人だと思っている」と唇をかんだ。
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 舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選は31日投票、即日開票の結果、元防衛相の小池百合子氏(64)が元総務相の増田寛也氏(64)=自民・公明・日本のこころ推薦=、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進・共産・生活・社民推薦=らに大勝し、初当選した。女性の都知事は初めてで、全国の知事では7人目。自民党が全面的に支援した増田氏の敗北は、安倍政権にとって痛手だ。


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2016年08月01日月曜日


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