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<楽天>攻守に存在感 三好の評価急上昇

7月23日のロッテ戦でプロ初本塁打を放った東北楽天の三好=コボスタ宮城

 東北楽天の高卒5年目三好匠内野手が遊撃手として台頭している。開幕から定位置を得た茂木が6月下旬に右手のけがで離脱してから、チームはしばらく代役に悩んだ。その中で三好は7月中旬の昇格以降、持ち味の守備力に加え、7月23日のロッテ戦ではプロ初本塁打を放つなど打撃でも存在感を発揮。茂木が復帰秒読み段階にまで来た今、梨田監督が「三好はラッキーボーイになっているし、茂木と競わせていい方を使う」と明言するほど、評価が急上昇している。
 好守を見せたのが27日のソフトバンク戦。3−2の五回1死一、二塁で中村晃が二塁付近へ打った低いライナー性の打球を好捕し、そのまま二塁ベース上へ飛び込んで併殺とした。三好の好判断がなければ同点を許しかねない窮地だった。
 2月のキャンプでは、正遊撃手争いで茂木栄五郎、哲朗、吉持亮汰の後塵を拝していた。1軍でアピールする機会も比較的少なかったが、2軍で酒井忠晴内野守備走塁コーチと地道に守備を鍛えた。その後も守備練習に昨季の倍以上の時間を割き続けていることが、今の守備力を支えているという。二塁の名手藤田一也を強く意識して「藤田さんに追い付けるように頑張りたい」と技術を磨く。
 打撃では7月中旬以降10打数0安打と苦しんだが、23日にプロ初本塁打で今季初安打を記録すると「リラックスして打席に立てるようになった」。打率は2割(7月31日現在)だが、24日のロッテ戦で3安打と調子づき、23〜31日に限れば20打数6安打、打率3割だ。仁村徹ヘッドコーチは「配球の読みや選球眼に成長の跡がある」と評価。梨田昌孝監督は犠打の精度を課題視しつつも「打撃に粘りがでてきた」と認める。
 12年、ドラフト3位で福岡・九州国際大付高から入団した三好にとって、大卒新人の茂木は同学年で意識する存在。「絶対に負けたくない。守りには自信があるので、しっかり打ってアピールしたい」。本当の定位置争いはこれからと思っている。(浦響子)


2016年08月02日火曜日


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