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離島航路シィライン 運転士不足で運休か

青森市と下北半島を結ぶ離島航路に就航している旅客船ポーラスター=2009年、青森港

 青森市とむつ市脇野沢、青森県佐井村を結ぶ離島航路を運営する第三セクター、シィライン(青森市)が乗組員不足を理由に、今月中にも定期運航を休止する可能性が高いことが1日、分かった。
 同社は通年運行で、夏期(5〜9月)は1日往復2便を船長2人の交代制で運航しているが、1人が既に退職し、もう1人も退職を検討しているという。夏期の航路は脇野沢などを経由する青森−佐井間。
 同社は7月下旬から、運航本数を減らして継続する方向で東北運輸局などと調整を続けていたが、船員の確保が難航し、休止はやむを得ないと判断した。同社の担当者は「見通しがつかない状態。利用者に迷惑を掛けないよう、時機を見て説明したい」と話した。
 同航路の2015年度の乗客数は約9300人、同社の2015年度決算は経常損益が1億3200万円で11期連続で赤字だった。国の補助金に加え、むつ市、佐井村の補助金で欠損金を補っている。青森県もむつ市、佐井村に補助金を交付し、シィラインを支援している。
 むつ市は「会社の判断を尊重するしかない。今後の動きを注視していく」とコメント。県交通政策課の担当者は「安全に安定的な運航をすることが大前提。まずは現状を説明してもらいたい」と述べた。


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2016年08月02日火曜日


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