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<リオ五輪>ホッケー三橋 脚力世界が評価

2大会連続でホッケー五輪女子日本代表に選ばれ、活躍を誓う三橋=6月14日、東京都内で行われた代表選手の発表記者会見

 ホッケー女子日本代表は、日本ホッケー初のメダル獲得に挑む。その鍵を握るのが、宮城県栗原市出身のFW三橋亜記(26)=コカ・コーラウエスト、宮城・築館高−山梨学院大出=だ。エースストライカーは、ロンドン五輪で世界に評価された脚力で走り抜く覚悟だ。

 女子日本代表は4大会連続の五輪出場で、ロンドン五輪までの成績は8、10、9位。現在の世界ランキングは10位だが、メダル獲得は夢物語ではない。4月にニュージーランドであった国際大会では、1次リーグで世界3位のオーストラリアと1−1で引き分けるなど健闘。決勝トーナメントの決勝でも世界4位のニュージーランドと2−3の接戦を演じ、準優勝した。
 日本の強みはスタミナのある脚力と素早いコンビネーション。2大会連続の五輪出場となる三橋は「チームが掲げる優先順位が『走、守、攻』。後半勝負で走り勝つこと」と話す。高い位置からプレスをかけ、走って相手がへばるまで耐え抜きながら、後半にカウンターで仕留める戦略だ。
 外国人選手は持久力で劣り、リオの芝の状態があまり良くないグラウンドではロースコアが予想されるため、この戦術を選んだ。昨年末に東京・国立スポーツ科学センターが作成した走力向上の特別練習メニューの効果が表れており、三橋は「試合後半でもバテずに走れ、しっかり巻き返せている」と自信を示す。
 三橋はサッカー選手だった父、陸上選手だった母譲りの俊足が自慢だ。小学時代は男子と野山を走り回り、サッカーで活躍。全日本中学生ホッケー選手権では築館中を初優勝に導いた。「ホッケー以外でも負けたくない」と言う自他共に認める負けず嫌いで、果敢なプレーが仲間を鼓舞する。
 ロンドン五輪では全試合に出場。1得点ながら、緩急の効いたドリブルやフェイントが注目された。「スピードは世界でも負けない。この4年間、スピードを最大限生かすために何をなすべきかを研究してきた」。サッカーJ1広島のFW佐藤寿人の動きをよく見て、参考にしているという。
 リオ五輪1次リーグの初戦は7日のインド戦。「(9位に終わった)4年前の悔しさをばねに、練習に取り組んできた。試合で結果も出ているので、チームの雰囲気はいい。やってきたことをしっかり出し切れば、メダルは狙える」と闘志を燃やす。
(宮田建)


2016年08月03日水曜日


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