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<アウガ>三セク整理法出せず 市政は混乱

JR青森駅前の複合商業施設アウガ=2009年3月

 青森市の複合商業施設「アウガ」を巡り、市は運営する第三セクターの整理方法を盛り込んだ今後の方針の最終版を、予定していた7月中に発表できなかった。それに伴い、今月8〜10日に検討されていた臨時議会の開会が見送られ、市政は混乱を極めている。
 最終版には、アウガを運営する三セク「青森駅前再開発ビル」の整理時期などが示される予定だった。市などによると、現時点で金融機関や地権者の一部と合意が得られていないという。加賀谷久輝副市長は「今週中をめどに最終版に近いものを発表したい」との意向を示した。
 議会側は資金ショートが懸念される三セク支援のために、アウガの修繕積立金の転用だけでなく、一般財源からの支出も視野に入れるよう市側に助言している。
 三セクの整理方法については、市議の間には「今すぐ破産を選択するのが市民にとって最も痛手の少ない方法だ」との意見がある一方、「そもそも(三セク支援を目的とする修繕積立金からの)約1億円の支出条例案を(議会が)否決したことがおかしい。市としてアウガのテナント関係者を保護するのは必要な対応ではないか」との声も上がる。
 テナント関係者は「もはや市や議会、三セクの経営陣には期待していない」とあきれ顔だ。ある地権者は「議会も市長の進退にばかり注目しているようで、アウガそのものの問題を解決しようとしていない」と嘆き、「市が交渉しているのは特定の人たちだけ。等しく情報を公開し、議論の場を提供してほしい」と要望する。


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2016年08月03日水曜日


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