岩手のニュース

津波で全壊の診療所 高台に移転し開所

高台団地に再建された田老診療所の開所式

 東日本大震災の津波で全壊した岩手県宮古市田老の国民健康保険田老診療所が、集団移転が進む高台の三王団地に再建され、現地で2日、開所式があった。
 診療所は木造平屋で延べ床面積は約620平方メートル、工事費は約2億9700万円。災害に備えて太陽光発電と自家発電機2機を整備したほか、インフルエンザなど感染症が疑われる患者用の出入り口も設けた。
 診察は月曜〜金曜の午前8時半〜午後5時。水曜午後は休診。内科医1人と看護師、放射線技師ら計10人が勤務する。
 式では山本正徳市長が「新しい診療所で引き続き地域の皆さんの健康増進に努める」と述べ、テープカットで開所を祝った。
 田老中心部にあった旧診療所は津波で流された。震災後は北に約5キロの仮設診療所で診察していた。橋本祥弘所長は「これからも変わりなく、地域の人たちの健康のため診察に励みたい」と話した。


2016年08月03日水曜日


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