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<リオからボンジーア>不安

 成田を出発して、経由地の米ヒューストンへ着く直前、日本語が話せる女性乗務員から「リオに行くんですね。早速、日本人が強盗の被害に遭っているようです。気を付けて行ってらっしゃい」と声を掛けられた。柔らかい笑顔とは裏腹に、脅し文句にも聞こえた。
 リオに到着後、空港からタクシーでホテルへ。「あれがファベーラ(スラム街)」「あそこにキリスト像が見えるだろ」。運転手がガイド役も兼ねて説明する。大通りの至る所に銃を構えた迷彩服姿の治安部隊を見掛け、安心していいのか分からなくなった。
 五輪開催都市として史上最悪の治安情勢と言われる当地。治安以上に不安だったのが、運転の荒さだった。赤信号は無視、時速100キロで走っても車間距離は取らない。おまけに、運転中にスマートフォン操作。さすがにポケモンGOはやっていなかった。

 「ボンジーア」はポルトガル語で「おはよう」の意。
(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月03日水曜日


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