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<秋田県警>過疎地域に「移動交番」導入

 秋田県警は、過疎地域に警察官を派遣し高齢者の見守り活動などをする「移動交番」を5日に試験的に始める。交番や駐在所が減る中、地域の安全を守る新たな取り組みにしたい考え。過疎地域での移動交番は全国的にも珍しいという。
 移動交番は、北秋田市と上小阿仁村を管轄する北秋田署をモデル署に実施。女性警察官を中心に2人以上がワゴン車で巡回するほか、公民館などで高齢者らに特殊詐欺被害の防止などの啓発活動もする。上小阿仁村は、県内で65歳以上の高齢化率が48.8%(2015年10月1日現在)と最も高い。
 5日は、北秋田市花園町、綴子の2カ所で実施する。今後の実施頻度は未定。
 県警地域課によると、県内の交番や駐在所の数は市町村合併に伴い集約が進み、04年の228から、16年は147と約3分の2に減少。駐在所がなくなった集落の見回りが難しくなったり、地域のつながりが薄れたりしたことで、孤立する高齢者への対応が課題になっている。
 県警は北秋田署での取り組みの中で出た課題を基に、移動交番を県内各地に順次拡大していく。
 県警地域課の工藤知也次長は「過疎地域に住む高齢者は、自力で外に出るのが難しい場合もある。人口減少とともに薄れてしまった地域のつながりを補う取り組みになれば」と話す。


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2016年08月04日木曜日


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