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<北ミサイル>日本海落下 3県緊張走る

 北朝鮮の弾道ミサイルが3日、秋田県男鹿半島沖約250キロの排他的経済水域に落下したのを受けて、日本海側の青森、秋田、山形3県などは情報収集と対応に追われた。漁業者に被害はなかったものの、書き入れ時の観光関係者は不安をにじませた。
 各県への第1報は午前9時35分ごろ、消防庁からの一斉ファクスで届いた。秋田県総合防災課は午後、庁内連絡会議を開催。高橋博英課長は「今後もミサイルを発射する可能性は十分にあるとの緊張感を持ち、情報の共有と速やかな対応に当たりたい」と話した。
 佐竹敬久知事は「落下地点が本県に極めて近接しており、憂慮すべき事態だ」とのコメントを出した。
 青森県防災危機管理課によると、ミサイル落下時、日本海沿岸で県内の漁船16隻が操業中だったが、各漁協を通じて無事を確認。山形県内の漁船も被害はなかった。秋田県漁協によると、近海漁業が中心のため、現場海域付近で操業していた漁船はない。
 男鹿海洋高(秋田県男鹿市)、加茂水産高(山形県鶴岡市)の実習船も無事。秋田市で3日開幕した秋田竿燈まつりに合わせ、秋田港に入港予定の豪華客船や大型クルーズ船への影響もなかった。
 甚大な被害は確認されず胸をなで下ろす一方で、男鹿市のホテル関係者は「竿燈まつりからお盆にかけてが繁忙期なのに、男鹿半島沖にミサイルが落下したと報道されたことで観光に影響しなければいいが…」と懸念を口にした。


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2016年08月04日木曜日


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