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<楽天>泣くな安楽 成長示す8回2失点

8回オリックス無死、モレルに左越え本塁打を浴びた東北楽天先発の安楽(坂本秀明撮影)

 約2カ月ぶりの1軍マウンドで成長の跡を見せつけた。東北楽天の先発安楽智大がプロ自己最長の8回を投げ切り、2失点の力投。打線の援護がなく3敗目を喫したが、球界屈指の好投手金子千尋を相手に遜色のない投げ合いを演じた。
 最速は145キロながら、球速以上に打者を詰まらせた。失点はソロ2本。二回はT−岡田、八回はモレルに、ともに先頭打者への甘く入った初球を狙われた。「特に八回は勝敗を左右する、厳しい一発。僕の力不足が出た」と反省するが、ソロ以外に許した安打は単打2本のみ。中盤に崩れる展開が目立った前回までの先発登板とは別人のように、終盤まで力のある球を投げ込んだ。
 力投を支えたのは恩師への思いだ。球宴期間中の7月中旬、愛媛に帰省して母校済美高の故・上甲正典監督の墓前で手を合わせてきた。「活躍して、何とかオフにいい報告をしたい」。後半戦は2軍でプロ初完封勝利を含む2勝を挙げ、今回のチャンスを勝ち取った。「次こそ結果に結び付けたい」と内容に満足せず、次戦での今季初勝利を誓う。
 63歳の誕生日を迎えた梨田昌孝監督にとっても、2年目右腕の好投は大きな収穫。「安楽は合格点。負けたのは残念だが、ちょっとはいいプレゼントになった」と孝行息子の活躍に目を細めた。(浦響子)


2016年08月05日金曜日


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