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「パワハラ苦に自殺」消防士遺族が労災申請

 酒田地区広域行政組合消防本部(山形県酒田市)に所属していた男性消防士=当時(21)=がパワハラを苦にして自殺したとして、遺族が地方公務員災害補償基金山形県支部に労災申請していたことが4日までに分かった。
 消防本部などによると、男性は2014年6月2日、管内の山形県庄内町の河川敷で首をつった状態で見つかった。男性の車内に「迷惑を掛けてまで生きる価値はない」などと記された遺書があった。
 男性は消防救助技術を競う全国大会の出場メンバーだった。遺族は、訓練中に指導役の上司から「お前は必要ない」「辞めてしまえ」などと暴言を浴びたことが原因と主張している。
 消防本部は、14年8月に全職員を対象としたアンケートなどを実施し、同9月に「同僚や上司にパワハラがあったという認識はないなど、パワハラやいじめを確認できなかった」と結論付けた。遺族側は15年2月に労災申請した。
 消防本部の土井寿信消防長は「若い命が失われたことは非常に残念。労災審査の結果を待ちつつ、新たな証言や証拠が見つかれば再調査も考える」と話した。


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2016年08月05日金曜日


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