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<五輪追加種目>被災地開催で夢と希望を

大勢の市民を沸かせたソフトボール女子の日米対抗親善試合。東京五輪でも世界最高峰の試合が期待される=6月25日、仙台市泉区のシェルコムせんだい

 2020年東京五輪の追加種目に野球・ソフトボールなど5競技18種目が決まった。アスリートにとって現実味を帯びた目標となるのに加え、東日本大震災被災地での一部開催の可能性も出ており、東北の関係者から歓迎する声が上がった。
 東北ソフトボール協会の長沢初男会長(68)=福島県ソフトボール協会会長=は「待ち望んでいた。子どもたちの励みになる」と喜ぶ。
 東京電力福島第1原発事故で離散したソフトボール少年・少女は多い。大会組織委員会は被災地での一部開催に意欲的で、国際試合がよく開かれる仙台も有望だ。長沢会長は「夢と希望になる。東北でぜひ行ってほしい」と求める。
 シドニー五輪で銀、アテネ五輪で銅メダルを取り、女子日本代表監督として北京五輪金メダルに導いた斎藤春香さん(46)=青森県弘前市=は「試合が東北で行われれば、被災地に勇気と感動を与えられる。五輪経験者として指導者や選手を側面支援したい」と話す。
 日本プロ野球選手会の嶋基宏会長(31)=東北楽天=は「誰もが代表のユニホームを着てプレーしたいと思っている。子供に夢を与えるために自分も出場できたらいい」と語る。仙台六大学野球連盟の菅本昭夫事務局長(73)も「仙台六大学から選手が出るかもしれない。オールジャパンの活躍を見たい」と夢を描く。
 空手では世界を転戦するプレミアリーグ最終戦(昨年11月)の68キロ超級で優勝した川村菜摘選手(宮城・聖和学園高−帝京大)に期待がかかる。宮城県空手道連盟の牛坂洋之事務局長(49)は「4年後は最も活躍できる頃。十分メダルを狙える」と説く。
 スケートボードで海外の大会に参戦する仙台市宮城野中1年橋本優真君(12)やプロサーファーの高橋みなとさん(22)=仙台市太白区=は「レベルアップして出られるように頑張りたい」と意欲満々。国体山岳成年女子ボルダリング優勝者の三浦絵里菜さん(21)=同市泉区=も「東京開催なら出場を目指したい」と話した。


2016年08月05日金曜日


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