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<学校基本調査>福島の子どもの帰還鈍化

 2016年度の学校基本調査(速報)で、福島県の入学年度別の児童・生徒数は全学年で前年を上回ったことが4日、分かった。東京電力福島第1原発事故で県外に避難した子どもが戻る傾向が続いているとみられる。ただ避難先での定住も進み、増加数は2年連続で前年を下回った。
 学年ごとの児童・生徒数が前年比で増加するのは13年度から4年連続。小学2年〜中学3年で計352人増えた。内訳は東日本大震災の発生時に1、2歳だった小学2年が76人で最も多く、小学5年が75人で続いた。最少は小学6年の7人。
 福島県では震災と原発事故が起きた後の11年度、児童・生徒が前年より7563人減少し、12年度も1959人減った。その後は増加に転じ、13年度は508人、14年度は567人、15年度は464人増えた。
 前年度比の児童・生徒の増加数は14年度をピークに頭打ちになっているが、自主避難者への仮設住宅の提供が打ち切られる17年度以降、子どもの帰還が再び進む可能性もある。
 県教委義務教育課は「今後の推移を見守り、児童・生徒の急な増加にも対応できるよう準備を進める」と説明する。


2016年08月05日金曜日


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