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<ベガルタ>奥埜 ミス突き決勝弾

鹿島―仙台 前半35分、ゴール前で相手パスミスを突いて仙台・奥埜(右)がシュートを決めて先制する(鹿野智裕撮影)
鹿島―仙台 試合終了間際、自陣ゴール前で相手の右クロスをキャッチする仙台のGK関

 猛攻をしのぎ切った仙台の選手は雄たけびを上げた。敵地鹿島戦は14年ぶりの勝利。だが何よりも、守りの主力2人が負傷退場する劣勢を、はね返した喜びが大きかった。「チームでつかんだ勝ち点3。選手たちに『ありがとう』と伝えた」。渡辺監督は勝利の余韻をかみしめながら語った。
 集中力と気迫が、第1ステージ王者を上回った。前半35分、奥埜は鹿島・西が後方の守備に送ったパスミスを見逃さなかった。「相手は自分を多分見ていなかった。狙っていた」と、すぐ前の守備の背後からゴール前に抜け出し、そのまま左足で押し込んだ。
 喜んだのもつかの間、平岡、石川直の相次ぐ負傷離脱に見舞われた。急きょセンターバックに入った大岩は「体を投げ出し守るだけ」とピンチの芽を摘み、それでも招いた決定的危機を「準備と予測をしっかりして臨んだ」というGK関が最後に防いだ。
 昨年8月の敵地鹿島戦。2−0と先行しながら3失点し敗れた。守り一辺倒の戦術を変えるきっかけとなった。渡辺監督は「この1年築き上げてきた成果を、ここで見せられた意義は大きい」と喜んだ。仙台にとって、この勝利が勝ち点3以上の価値を持つのは間違いない。(狭間優作)


2016年08月07日日曜日


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