宮城のニュース

<楽天>則本真骨頂 10勝目

西武戦に先発し、7回3失点で10勝目を挙げた東北楽天・則本(坂本秀明撮影)

 則本が新人から4季連続の2桁勝利という球団初の記録を達成した。岩隈(マリナーズ)、田中(ヤンキース)の歴代エースもできなかった偉業。「記録よりも、ここ2年最下位だし、今季も上位に食い込めていない責任を感じる。本当はもっとしっかりした投球で10勝目を挙げたかった」。自分に厳しく、責任感の強い言葉が実に則本らしい。
 後半戦、先発回数を増やすため中5日登板を続けたが白星なし。中6日に戻った今回だったが、一回、ストライクゾーンをつかみかねて2四球などで無死満塁に陥り、2失点する波乱の立ち上がり。ただここから、修正能力の高さという真骨頂を発揮した。七回に3点目こそ許したが、二回以降は六回まで二塁を踏ませず粘った。
 今季先発20度のうち15回先制を許した。それでも10勝目に達した則本の原動力は何か。歴代エースを見てきた嶋の言葉に尽きる。
 「苦しくても、1球でも多く投げようとマウンドを譲らない。勝負根性と闘争心にあふれた背中を見せられるから、野手も打って援護しようという気持ちになる。田中のようだ」
 3位ロッテとは依然12ゲームの大差がある。それでも3代目エースは試合後のお立ち台で「3位を照準に入れて戦う」。可能性がある限り戦う姿勢を崩さないところも頼もしい。(金野正之)


2016年08月07日日曜日


先頭に戻る