岩手のニュース

津波被災の景勝地の今 市民が復旧状況見学

試験的に整備された砂浜で説明を受けたり、感触を確かめたりする参加者たち

 岩手県は6日、名勝・高田松原で知られた陸前高田市高田地区の海岸復旧工事の現場見学会を開いた。市民ら約80人が試験的に整備した砂浜に初めて入った。
 同地区の海岸は2本の防潮堤の間に高田松原が、防潮堤の海側に海水浴場の砂浜があった。白砂青松の景勝地として多くの人でにぎわったが、東日本大震災の津波で流失した。
 復旧に際し、内陸側防潮堤を高さ5.5メートルから12.5メートルに引き上げた。高田松原と砂浜の規模は震災前より縮小。松は1ヘクタール当たり5000本の密度で8ヘクタールに植栽し、砂浜は長さ1キロ、幅50〜60メートルを再生する計画だ。
 見学会で、参加者は防潮堤に上がったり、試験施工中の砂浜を歩いたりした。
 同市の秋吉幸治さん(70)は「防潮堤で海が見えず、どうなっているか興味があった。生きているうちに、海水浴ができるようになってほしい」と願った。
 防潮堤関連工事は2016年度まで、松の植栽は17〜19年度、砂浜の本格再生は17、18年度の予定。


2016年08月07日日曜日


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