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<リオ五輪>被災地の子 笑顔で堂々と行進

高田麻衣さん

 5日に開幕したリオデジャネイロ五輪の開会式で、各国選手団と行進した宮城県気仙沼市松岩小5年の高田麻衣さん(11)は終了後、「緊張したけれど、笑顔で歩けた」と感動の体験を振り返った。
 スポンサーの日本マクドナルドが約4000通の応募の中から選んだ「オリンピックキッズ」の一員として、キューバ、ルーマニアの選手団と場内を回った。最初にキューバの選手団と一緒に歩き、「人数が多く、体も大きくて怖かった」と迫力に圧倒された。
 リハーサルと違い、本番では多くの観客の視線を浴びた。「お客さんが虫のように小さく見えた。虫だと思えば、緊張もほぐれた」。笑って手を振り、堂々と行進した。
 出国前は「治安が心配で不安だった」という。到着後、他国の子たちと交流し、不安な気持ちは吹っ飛んだ。リハーサルの待ち時間などを利用して、折り紙で鶴や手裏剣を作って配り、喜んでもらえた。
 特に仲良くなったプエルトリコ人の女の子とは簡単な英語やジェスチャーで会話を楽しんだ。4年後の東京五輪に向け「外国の子に日本の文化を知ってもらえて良かった」と話した。
 高田さんの古里・気仙沼は東日本大震災からの復興途上にある。同行した父、俊邦さん(39)は「地元には前を向いて歩いている人が多い。被災地は元気だよ、という気持ちを持って行進してくれた。応援してくれた世界中の人に元気な姿を見せられた」と語った。
 高田さんは9日帰国する。(リオデジャネイロ・剣持雄治)


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2016年08月08日月曜日


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