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<楽天>嶋けん引 7回逆転劇

7回東北楽天1死三塁、嶋が投前に同点のスクイズを決める。左は西武先発の高橋光、捕手炭谷(伊深剛撮影)

 高校球児のように泥くさい一丸の逆転劇だった。1点を追う七回、東北楽天は主将嶋基宏の同点スクイズで勢いづき、打者10人で4得点。試合をひっくり返した。
 聖沢諒の右翼線二塁打などで築いた1死三塁。1ボールからの2球目だった。高橋光成が投げた直後、バントの構えにして打球を三塁方向へ転がした。「こういうプレーが求められる立場。(三走)聖沢の走力なら前に転がせば何とかなる」。高橋光の本塁返球がそれる間に、頭から二塁へ滑り込んだ。梨田昌孝監督が「あれで流れを引き寄せた」と話した通り、チームを背中で引っ張った。
 島内宏明の安打で1死一、三塁となり、続いたのが茂木栄五郎。右手のけがから復帰後、ここまで14打数2安打だっただけに「結果が欲しい中で、投手の足元に打ち返そうと集中していた」。中前に勝ち越し打を放った。
 チームは3カード連続の勝ち越し。クライマックスシリーズ進出にかすかな望みを残す正念場だが、いいムードで9日からの3位ロッテ戦に臨める。嶋は「1試合も無駄にできない。(11ゲームある)ロッテとの差を縮めるためには3連勝するしかない」。高校球児のような一戦必勝の戦いを決意していた。(佐々木智也)


2016年08月08日月曜日


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