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映画上映先求む! 地域医療の原点知って

映画の上映先を募る拓也さん(左)と伸也さん

 岩手県北上市の映像プロデューサー都鳥(とどり)拓也さん(33)、伸也さん(33)兄弟が、岩手県旧沢内村(現西和賀町)で地域医療に携わる医師増田進さん(82)の姿を追ったドキュメンタリー映画の上映先を募っている。東北では10月に西和賀町と北上市で上映会があるが、ほかに予定はない。2人は「対話と触診で患者に接する医療の原点を知ってほしい」と呼び掛ける。
 映画は「増田進 患者さんと生きる」(1時間36分)。増田さんは、全国に先駆けて高齢者や乳児の医療費無料化を実現した旧沢内村で、50年以上住民の健康を見守ってきた。映画には今も診療所で患者を診る様子が収められている。
 監督は伸也さん、撮影、編集は拓也さんが担当。2011年に製作を始め、4年余りかけて完成させた。今年2月の東京都渋谷区を皮切りに大阪市、浜松市、神奈川県厚木市、名古屋市の計5カ所で公開した。
 東北は10月15日に西和賀町、同30日に北上市で上映会がある。映画の舞台となった西和賀町の実行委員会の高橋典成委員長(69)は「増田さんは地域医療の先駆者。多くの町民が診てもらった。医療に懸ける思いが伝わる映画になっている」と強調する。
 拓也さんと伸也さんは「全都道府県で見てほしい」と考え、全国150カ所の上映を目指す。2人は「日常を描いた、いわば『平熱』の映画で地味だが、沢内の地域医療を広く知ってもらう機会になる」と話す。
 貸出料は1日10万円(複数回の上映可)。連絡先はロングラン0197(67)0714。


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2016年08月08日月曜日


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