広域のニュース

<リオからボンジーア>見張り

 残念ながら五輪の各会場で盗難被害が相次ぐ。高価なカメラやパソコンを持ち歩く記者には取材のほか、防犯対策という大きな仕事がある。
 メインプレスセンター内に、河北新報を含む地方紙6社で借りる部屋がある。ドアを施錠せずに作業していると、ノックやブザーを鳴らさず勝手に入ってくる日本人以外の訪問者が絶えない。失礼だが、「誰もいなかったら君は泥棒でもするのか」と疑ってしまう。
 開会式があったマラカナン競技場で、陽気な男性に見張りを依頼された。記者の隣の席でスマートフォン3台=写真=を充電し「俺は席を離れるから見張っておいてくれ」と立ち去った。戻ってきたのは10分後。
 見ず知らずの外国人に見張りを依頼するとは大したものだ。思い返せばその10分前、私が日本人であることを確認していた。
          ◇         ◇         ◇
 「ボンジーア」はポルトガル語で「おはよう」の意。
(リオデジャネイロ・剣持雄治)


2016年08月08日月曜日


先頭に戻る