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<楽天>松井裕40S目標 記録更新狙う

6日の西武戦で20セーブ目を挙げた東北楽天の松井裕

 東北楽天の松井裕樹が6日の西武戦(コボスタ宮城)でセーブを挙げ、球団史上初めて2年連続20セーブに到達した。前半戦は調子が上がらず苦しんだが、後半戦は安定感が戻った。20セーブ到達時期はチームの96試合目と、高卒2年目で抑えに転向し球団最多33セーブを挙げた昨季の83試合目より遅い。だが、目標は40セーブで、あくまで20セーブは「通過点」と考えており、残り46試合でペースを上げて記録更新を狙う。
 7日現在、1勝3敗、21セーブ、防御率4.15。左腕は「いいところが少なかった。15点ぐらい」と前半戦を厳しく自己採点する。その上で「何とか離脱せずにやってこられたのは良かった」と振り返る。
 春季キャンプで左肩に張りが出て、調整が遅れた。開幕には間に合わせたが、4月17日のソフトバンク戦で不安を露呈。九回に吉村に3ランを浴びるなどし、4点差を追い付かれた。5月5日のロッテ戦は8−7の九回、抑え転向後で自己ワーストの6失点した。
 フォームが安定せず、セットポジションでの制球や、チェンジアップの精度が悪かった。外角に落とす決め球が十分に機能しなかったため、右打者の被打率は昨季の1割2分8厘から2割2分9厘に悪化した。
 それでも「抑えは敗戦を引きずらないことが一番大事」と気持ちを切り替える。リーグ戦再開までの4日間の休みを使い、フォームを点検。指を立てて腕立て伏せをしたり、コメを握り締めたりして指先も鍛え、変化球の切れを磨いた。
 成果は表れ始めている。交流戦明けは12試合計14回を投げ3失点。セーブを伸ばせるかどうかはチームの勝敗に左右されるが「任された試合で失敗せず、一つ一つ積み重ねていけば目標に近づく」。弱冠20歳の守護神は、重圧のかかるマウンドに立ち続ける。(佐藤理史)


2016年08月09日火曜日


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