岩手のニュース

<震災5年5カ月>仮設撤去 校庭のびのび

真新しい校庭を走る野球部員たち

 東日本大震災の仮設住宅が撤去された岩手県大船渡市綾里中(生徒61人)の校庭で復旧工事が終わり8日、学校側に開放された。震災後初めて、生徒たちが校庭で運動を楽しんだ。同市で、仮設撤去後の校庭が学校側に引き渡されたのは初めて。
 現地には約1.3ヘクタールの敷地に90戸の仮設住宅が建てられた。入居者は昨年8月末までに全員退去し、住宅は同12月に撤去された。冬場は整地で使う土が凍結して確保が難しく、復旧に時間がかかった。
 工事を発注した岩手県の検査が終了し、野球部員が早速、キャッチボールなどをして体を動かした。主将の2年佐々木翔汰君(13)は「めっちゃ広い。近くのグラウンドでの練習や試合が当たり前だったが、校舎の目の前でできてうれしい」と喜んだ。
 県によると、学校敷地内に仮設住宅が建った小中高校は閉校した施設を除き32校。撤去して学校に引き渡したのは2校で、綾里中が3校目となる。本年度は宮古、大船渡両市と野田村の計12校で撤去に入る予定。


2016年08月09日火曜日


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