山形のニュース

<甲子園>鶴岡東 逆転負け

いなべ総合学園−鶴岡東 5回裏いなべ総合学園1死一、三塁、ピンチの場面で先発小林(右)に声を掛ける捕手岸

 第98回全国高校野球第2日は8日、4試合が行われ、鶴岡東(山形)はいなべ総合学園(三重)に3−5で敗れた。履正社(大阪)東邦(愛知)中京(岐阜)は2回戦に進出した。
 鶴岡東は二回に2点を先取したが、五回に2−3と逆転を許し、七回にも2点を追加された。九回の反撃も及ばなかった。

 ▽1回戦(第1試合)
鶴岡東(山形)    020000001=3
いなべ総合学園(三重)00102020×=5

 【評】鶴岡東が投打に粘れず逆転負けした。二回に伊賀松、岸の連続二塁打と太居の適時打で2点を先取。しかし先発小林が踏ん張れず、2−1の五回に3安打と犠飛で2−3と逆転され、七回はソロ本塁打などで2点を追加された。3失策と守りも乱れた。打線は九回に1点を奪い2点差に迫ったが、及ばなかった。
 いなべ総合学園は三回から救援の山内がスライダーを巧みに使って好投した。

◎背番号18 2年生右腕 粘投及ばず涙

 2年連続で出場した鶴岡東は、2年生右腕の小林に先発マウンドを託したが、同校史上初の「夏1勝」を果たした昨年のチームを越えられなかった。7回5失点で降板した小林は「後悔しかない。(2回戦に進めず)エースの3年生に投げる機会をつくれなかった」と涙が止まらなかった。
 佐藤監督が「投手陣で一番調子が良くリズムもいい」と抜てきした背番号18は、毎回の13安打を浴びながら、粘りの投球だった。一回の1死満塁のピンチは、味方の好守で併殺に。二回は先頭打者を出しながら、得意の外角スライダーで後続を三振に取るなど無失点で切り抜けた。
 しかし、2−0の三回、3連打に味方の失策絡みで1点を失うと、五回に2−3と逆転され、七回はソロ本塁打を含む2失点で力尽きた。右横手から内外角を突く制球力がわずかに鈍った。捕手岸は「厳しいコースに来ていたが。相手の打者がすごかった」と後輩を思いやった。
 山形大会では堅かった守備は乱れ、強力打線も援護できなかった。主将の佐藤は「小林がゲームをつくってくれた。応えられずに悔しい」とかばう。それでも小林は「打たれた自分が悪い。来年は3年生の思いも持って絶対に甲子園に戻り、勝つ」と雪辱を誓った。(及川智子)

<終盤2点差に詰め寄る>
 鶴岡東が最後に見せ場をつくった。九回に4連続四死球による押し出しで2点差に詰め寄り、なお一死満塁で4番佐藤が打席に入る。しかし、主砲は初球のカットボールを引っかけ遊ゴロ併殺に倒れた。「後ろにつなぐ気持ちだったが、自分の役割ができず悔しい」と涙を見せた。
 チームは二回に2点を先制したが、三回から代わった2番手山内を打ちあぐねた。山形大会で毎試合9得点以上をたたき出した強力打線は鳴りを潜め、3番丸山は「変化球の見極めが難しく、低めの球に手を出してしまった」とチーム全体の不振を振り返った。

<一歩届かなかった/鶴岡東・佐藤俊監督の話>
 接戦で勝てればと思ったが一歩届かなかった。(先発)小林は一回は少し投げ急いでいたが、その後は良い投球をした。打撃は相手投手の丁寧な投球を捉えられなかった。


2016年08月09日火曜日


先頭に戻る